[戻る]

  ”地域の医療に貢献している医院の院長先生”(第6回)遊座 文郎氏

今回は、自治会内で永年に亘り皆様が健康問題でお世話になっている、遊座先生に私達
の健康問題等についてインタビューしました。
釈迦町自治会だより第16号より 平成15年1月
質問1 私達は永年お世話になっていますが、開院してからどの位の年月が経ってますか。
答え 祖父、重治がこの地に開業したのが大正9年頃と聞いています。
その後、父、文治が昭和22年に跡を継ぎ、平成12年に亡<なりました。
私は昭和61年から父と共に診療を始めましたから、今年は17年目になります。
祖父が開業してからは83年目位かと思います。
質問2 地域医療を一手に引き受けていますが、苦労話し等有ったらお聞かせ下さい。
答え 一手に引き受ける事は不可能で、近隣の医療機関との連携やご支援が有ってこそ続けられる仕事です。
開業当初は頑張って深夜に診療することもありましたが体調を崩し、
一人で24時間体制をとることは無理だと感じました。
従って、今は夜間の診療はしていません。
社会的にも問題になっていますが、特に小児の夜間の緊急医療体制の確立の為に県、市、医師会全体で
取り組んでいる所です。
質問3 子供達が沢山通院されてますが、最近の子供たちの病気で何か特徴が有りますか。
答え 医療の進歩によって重い病気が減り、子供が肺炎で死亡すると云うような事は殆ど無<なりました。
この20年位で増えてきているのはアレルギー性の病気である気管支喘息、アトピー性皮膚炎、
アレルギー性鼻炎等です。
また、飽食の時代を反映してか、肥満の子供達が増えて全体に体力が落ちています。
また、不登校、不適応児等心の問題を抱える子供も増えていて、県でもこれ等の対策に力を入れ始めました。
質問4 少子化傾向がどんどん進んでいますが、医師の立場ではどうお考えですか。
答え 少子化の原因は働く女性が増えた事による女性の晩婚化、未婚化や環境問題等と言われています。
少子化が進むと高齢化社会となり、社会保障等で若い世代の負担が増える事になります。
少子化に歯止めをかける対策の―つに子育て支援が挙げられます。
安心して子供を育てられる環境が必要で、男性の育児参加も大切です。
医師も病気を診るだけでな<、子育て支援の観点に立った活動もすべきと思っています。
質問5 自治会内は高齢化が激しいですが、高齢者への健康維持のアドバイスを願います。
答え 足腰が弱くなるとどうしても家の中に篭りがちになります。
そうなると更に体力が落ちてしまいます。
出来るだけ外に出て歩<機会を増やしたり、家族や周囲の人々と会話をする機会を多<持ちましょう。
家族の方も出来るだけ声を掛けてあげましょう。
また、趣味と言えるような事を見つけて、それを毎日、楽しく続けられると生活にも張りが出て
身体にも良い影響を与えます。  
質問6 最後に、日常の診療の中で皆様に参考になる事が有りましたらお話し下さい。
答え 児童、生徒の皆さんに:「食事は3食良くかんで、早ね、早起き、運動しよう」
(これは県学校保健会の児童生徒の生活習慣病防止対策の標語です。)
若いお父さん、お母さんに対して:タバコを吸っている人は子供が生まれたら(妊娠中も)
是非タバコを止めて下さい。
喫煙者の居る家庭の乳幼児は肺炎や気管支炎になる率が高く、また、乳幼児突然死症候群の原因の一つ
と言われています。
吸いたくも無いタバコの煙を吸わされる煙害は子供に対する見えない虐待と言えます。
子供を病気にさせたくなかったらタバコを止めましょう!!

[戻る]